プロジンク®投与方法
低血糖に注意
とくに治療を開始してからしばらくの間(プロジンクRの投与量を調節している時期)は、低血糖を起こす可能性があります。
低血糖は、とくにインスリンの作用がもっとも強い時間(個体差がありますが、プロジンク®の場合は投与後6時間もしくはその前後)に発生しやすいです。
ほとんどの場合、低血糖による症状は緩やかで、血液検査によって初めて発見されることもあります。このため、とくに治療開始時など、プロジンク®の用量を調節している段階では、血糖値を検査することが重要です。血糖値が良好にコントロールされている場合でも、治療効果により必要なインスリンの量は減る場合があるため、定期的に検査を行う必要があります。
下記の症状が現れた場合には、低血糖の可能性があるためただちにかかりつけ獣医師の診察を受けましょう。
これらの症状がみられたら、プロジンク®を投与してはいけません。
- 元気がない、周囲への無関心、隠れるような行動をとる
- 異常な空腹感
- 方向感覚を失っている、
視覚低下 - 筋肉の震え
- ふらつく、よろめき
ながら歩く - 痙攣
- 失神

低血糖時の応急処置が必要な場合に備えて、家には常に、
ブドウ糖液などを常備しておくようにしましょう。
